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#ハリーポッター#賢者の石#ハリーポッターと賢者の石 『ハリー・ポッターと賢者の石』(ハリー・ポッターとけんじゃのいし、原題: Harry Potter and the Philosopher’s Stone)は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングが1997年に発表した、子供向けファンタジー小説『ハリー・ポッターシリーズ』の第1巻。同年のカーネギー賞佳作(commended)に選出された他、数々の賞を受賞している。また、2001年には映画化されている。 10年前に両親が亡くなった後、ロンドン近郊のサレーに住むダーズリー家に引き取られていたハリー・ポッターは、伯父バーノンと伯母(母親の姉)ペチュニアに半ば虐待とも言える扱いを受け、その息子である同い年の従兄ダドリーにもいじめられる孤独な毎日を送っていた。しかしハリーには、いたぶろうと追いかけてくるダドリーから瞬間移動で逃げたり、蛇と会話してダドリーにけしかけるなど、困ったことになると何かが起きる自分でも分からない不思議な力があった。 1992年。11歳を目前にしたとき、ホグワーツ魔法魔術学校から”階段下の物置内”を自室とするハリー宛に入学許可証が届く。しかし、バーノンはハリーに手紙を見せず、その後も毎日徐々に枚数を増やしながら送られてくる手紙を避けるために家から逃げ出してまで、ハリーの魔法学校入学を阻止しようとする。しかし送り主は遠い逃亡先のホテルにさえも手紙を送ってきた。そして、ようやく人里離れた海の上の小屋を見つけて逃げ込んだダーズリー一家の前に、見知らぬ大男が現れる。 大男の名はルビウス・ハグリッド。ホグワーツ魔法魔術学校の森番をしていると言う。ハグリッドは、ダーズリー夫妻がハリーにひた隠しにしていたハリーの本当の生い立ちを告げる。交通事故で亡くなったと聞かされていた両親は実は高名な魔法使いであり、当時強大な勢力を誇った史上最凶とも言われる闇の魔法使い、ヴォルデモート卿に殺害されていた。ヴォルデモートは生後間もないハリーも殺そうとしたが、何故か魔法が自身にはね返った事でハリーは生き延び、ヴォルデモートは肉体を失って逃げ去った。ヴォルデモートと対峙しながら唯一逃げ延びたハリーは、魔法界で「生き残った男の子」として有名だった。 翌日、入学に際して必要な教材を買い揃えるため、ハグリッドに連れられてダイアゴン横丁を訪れる。そこで同じく今回ホグワーツに入学するという少年と出会うが、魔法界の名家の出であるらしく、ハグリッドについて悪く言ったり純血主義を語ったりしたため、すでに嫌いになり始めていた。そうして準備を整えたハリーはハグリッドに渡されたチケットで後日「ホグワーツ特急」に乗り込み、そこでロン・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーに出会う。また、ダイアゴン横丁で出会った少年ドラコ・マルフォイとも再会し、そこでも嫌味ばかりを言う彼を本格的に嫌いになるのであった。 ホグワーツの入学式で「組分け帽子」による組(寮)分けが名前順に行われ、悪い噂が多い上にマルフォイの入寮が決まった「スリザリン」だけは嫌だと願いながら、ハリーは組分け帽子を被った。帽子は迷いながらもスリザリンを勧めるがハリーの意志を汲み、勇気ある者が住まう寮「グリフィンドール」に決まった。入学式の挨拶でアルバス・ダンブルドア校長は「禁じられた森」と4階の廊下へは立ち入らないよう、全校生徒に告げた。 同じグリフィンドール生となったロンは汽車での一件もありすぐに親友になった。ロンは純血の魔法使いで、ハリーにいろいろな魔法界の習慣を教えてくれた。一方、両親ともマグル(非魔法使い)であるが優等生のハーマイオニーとは、彼女の規則に厳格でお節介ともいえる性格からそりがあわない。しかし二人はハロウィンの日にハーマイオニーを助ける為にトロールを倒す。この日を境にハーマイオニーと和解し、後々まで三人は行動を共にするようになる。 三人は、魔法薬学の教授であるセブルス・スネイプが、禁じられた廊下に隠された「なにか」を盗もうとしていると疑っていた。というのも、スネイプはハロウィンの日のトロール騒ぎの中で一人だけ4階に向かい、待ち受けていた三頭犬に足を噛まれていた。そしてハーマイオニーによると、スネイプはハリーの初めてのクィディッチの試合で、呪文をかけてハリーを箒から落とそうとしたという。だがハグリッドは、ダンブルドアの信頼を理由にスネイプを疑おうとしない上に、「なにか」については何も話そうとしなかった。三人は図書館に足繁く通い、ハグリッドがうっかり漏らしたニコラス・フラメルの事を調べようとした。 クリスマス休暇に学校に残っていたハリーは、送り主不明のプレゼントを受け取った。それは着ると目では見えなくなる「透明マント」で、ハリーの父ジェームズが所有していたものらしい。ハリーはこれを着て深夜の図書館に行き、フラメルについて調べようとするが、魔法がかかっている禁書の棚の本を開いたために、学校の管理人アーガス・フィルチに見つかりそうになり、手近な教室へと逃げ込んだ。そこには鏡があり、覗くとハリーの死んでしまった家族を映し出した。これに魅了されたハリーは翌日ロンを誘って鏡を見せるが、ロンは将来の栄光に輝く自分自身を見た。そして、三たび鏡を見に来たハリーはダンブルドアに遭遇。彼はその鏡が人の心の奥底の望みを映す「みぞの鏡」であり、その鏡に魅入られて発狂した者がいた事を説明し、もう鏡を探してはいけないとハリーに忠告する。 学期が再開され、三人はようやくフラメルがダンブルドアの友人で著名な錬金術師であることを突き止める。唯一彼だけが所有するという「賢者の石」(どんな金属も黄金に変え、飲めば不老不死になる「命の水」を作り出す)こそが、学校に隠され、スネイプに狙われているものだと確信した。そしてハリーは深夜の校内で、スネイプが「闇の魔術に対する防衛術」の神経質な教師クィリナス・クィレルを脅しているところを目撃する。クィレルは脅しに屈しなかったが、それも時間の問題に思われた。 三人からそれを聞かされたハグリッドは、スネイプがホグワーツの教授陣とともに守りの魔法を仕掛けたことからスネイプへの疑いをなお否定する。そして三人のもとに別の新たな問題を持ち込んだ。ホグズミードにある酒場「ホッグズ・ヘッド」で、見知らぬ男から入手した非合法のドラゴンの卵を孵し、家で隠して育てるというのだ。案の定ドラゴンは素人の手に負えない大きさになってしまい、彼らは苦境に落ちる。だがロンの兄でドラゴン研究者のチャーリー・ウィーズリーとその友人のおかげで、夜間にドラゴンをこっそり逃がすことに成功する(映画ではダンブルドアが取り計らったことになっている)。しかし、その計画を盗み聞いていたマルフォイの密告によって、マルフォイもろとも夜中に校内を出歩いている所をフィルチに捕まってしまう。 罰則として、一同と共に禁じられた森でハグリッドの仕事を手伝うことになったハリーだが、森の中でマントを着た正体不明のものに襲われる。それは蘇りの効能があるというユニコーンの血を啜っていた。ケンタウルスのフィレンツェに辛くも助けられたハリーは、ハリーを襲ったものがヴォルデモート卿で、失った肉体を取り戻すため学校に隠された賢者の石を狙っていると仄めかされる。ヴォルデモートが石を手に入れることを三人は危惧した。 進級試験の最終日、ハグリッドが酒場でドラゴンの卵をくれた男に、賢者の石が隠された場所を守っている三頭犬に対処する方法を教えてしまったことを知る。守りの秘密が完全に漏れたことを悟ったハリーたち三人は、マクゴナガル教授に危険を伝えようとするが、まともに取り合ってもらえず、さらにはダンブルドアが緊急に魔法省へ呼び出されて不在だということを聞く。ダンブルドアが不在となるその夜を狙って、スネイプが賢者の石を盗みに入ることを三人は確信する。…