◆日本陸軍が本土防空用に開発したレーダーシステム【兵器解説】《日本の火力》 第二次世界大戦の前まで、航空機による航空攻撃は、 侵入時間に加え、侵入方向、 侵入高度を攻撃側が好きなように 選ぶことができるため、 迎撃に当たる側が圧倒的に 不利であると考えられていました。 そのため、戦略爆撃への 対抗手段はないと考えられており、 日本軍だけでなく、アメリカやヨーロッパ諸国でも 自国の重要施設や重要拠点を どのようにして防衛するのかは、 頭の痛い問題でした。 そのような状況の中、防空側の不利な立場を 逆転させる画期的な兵器が開発されました。 それが、レーダーです。 本土防空の責任を負っていたのは日本陸軍でしたが、 本土の重要拠点を防空するために、 実はレーダー網を構築していました。 日本陸軍が開発したレーダーは…